子どもの髪の洗い方。小学生〜高校生

小学生〜高校生までの1人で髪を洗い出した子どもたち対象です。お子さまが小さい頃までは親が洗ってあげられていた髪も、はじめは見てあげられていた様子も、1人でお風呂に入るようになってからは、「どうしているか分からない」という状態になると思います。

そこで、この記事では「髪がキチンと洗えない理由・頭皮が臭い原因・乾かない原因」を、どうすればいいかを考えてみたいと思います。

・髪がキチンと洗えない理由
・頭皮が臭い原因
・乾かない原因

目次

なぜ、ほとんどの子どもがキチンと髪を洗えていないのか

理由

髪の洗い方を学ぶ所がないから

手洗い・うがいなどは、保育園や幼稚園で先生に習ってくることが多いと思います。が、髪の洗い方を教えられる人は少ないと思います。

学校の先生や授業でも教わることはありません。親でさえも、なんとなくしか分からないのが髪の不思議なんです。

そこで、今回は親御さま向けにも、少しでも髪の洗い方が分かればいいなぁと思っています。

髪を洗う大事な3つのポイント

ポイント① 流しきれていない
ポイント② つける場所が違う
ポイント③ つけ過ぎ

このポイントを間違うことで、「頭皮が臭い」「髪が乾かない」問題がおきてきます。


頭皮が臭い原因

原因

・流しきれてない (シャンプー、トリートメントなどが頭皮に残ってる)
・加工食品の摂りすぎ (お菓子、惣菜、揚げ物)
・成長期で変化している (ホルモンバランス)



原因には、「流しきれていない」「食生活」「ホルモンによるバランスの変化」があります。

意外と、身体の内側の影響も一因ですので見落としがちですが、「野菜を積極的に食べる」や「早く寝て夜更かしをしない」なども改善に繋がります。



じゃあ、どうすればいいか

・お風呂にタイマーをセットする (最低1分“頭皮”をすすぐ)
・野菜を食べる(食物繊維を摂る)
・早く寝る(ホルモンバランスを整える)

流し時間 1分 測ってみよう!

1分ってすごく長いですよね!?でもコレは、最低時間です。

数えるのは洗い方がテキトーになるので、オススメはお風呂に、タイマーや砂時計をおいて「すすぎ時間を測る習慣」をつけてみてはどうでしょうか?

時間の感覚や、手の動かす時間が分かるようになれば、後は面倒くさがらずにやれるかどうかの問題で解決できると思います。

髪の長い女の子は特に、洗いが不十分になりやすいので、シャンプーブラシなどアイテムもありだと思います。





食物繊維を摂ろう!

食物は、「なるべく形がそのままのモノ」「加工をへていないモノ」これらのモノを食べる方が、身体にいいとされています。

特に、腸内細菌のエサになる食物繊維を摂ることで、臭いの原因が改善。さらには、大人には白髪、抜け毛防止につながります。



乾かない原因

原因

・つけ過ぎ
・つける場所が違う
・油分の多いシャンプー・トリートメントを使ってる

「つけ過ぎ」「場所が違う」「使用する種類が違う」これらのポイントを変えるだけで、ドライバーで乾かす時間が変わり、髪質も良い感じに変わっていくはずです。




じゃあどうすればいいか

・つける量を知る (髪の長さ 肩上なら1プッシュ、肩下なら2プッシュ)
・つける場所を知る (毛先10cmのみ、頭皮につけない)
・カラーリングをしてない子どもはリンスでOK (毎日つけなくてもいい)

まず、「トリートメント・コンディショナー・リンス」コレらの違いが分かる人はどれくらいいらっしゃるでしょうか?

↑ココは、とても大事なポイントです!


子どもは、薬剤によるダメージ(内部ダメージ)を受けていないので、外部ダメージ(摩擦・砂・紫外線)のケアで十分だと考えています。

また、つける日も毎日もいらないんじゃないかと思います。週1回から始めてみて、2〜3回に様子を見て調整してみてはいかがでしょうか。



・子どもにトリートメントは不要
・週1回からのリンス毛先10cmのみ



【補足】トリートメント・コンディショナー・リンスの違い

リンス、コンディショナー、トリートメントは、それぞれ髪への効果が違います。

リンス 

  • 髪の表面をコーティングして、サラサラとした質感や指通りを良くする効果があります
  • 静電気を防止する効果もあります

コンディショナー

  • 髪の表面をコーティングして保湿効果があり、ツヤを与えたりまとまりを良くしたりする効果があります
  • 細く柔らかい猫っ毛やダメージが少ない髪に適しています

トリートメント

  • 髪内部に栄養や水分、油分を浸透させて、ダメージを補修したり、質感をコントロールしたりする効果があります 
  • ダメージ毛やくせ毛、髪の広がりなどに適しています 

まとめると

コーティングするのが→ コンディショナー・リンス (髪の長い子ども必要)

ダメージ補修するのが→ トリートメント (大人が必要、子どもいらない)



頭皮スッキリお助けアイテム

一押しアイテム◎

uka シャンプー&コンディショナー

uka クレンジングシャンプー

ロングヘアにオススメ◎

 泡で出てくる炭酸シャンプー

uka スカルプブラシ「ケンザン」






いかがでしょうか?

お風呂事情って大人でも分からないことが多いし、他人と比べることもできない事。

私たち美容師は、たくさんの髪を触り、様々な人に習慣をお聴きします。その中で「必ずしもコレが正解」というのは無いんですが、今回の記事をキッカケに、何かお子さまの髪で解決できることがあればいいなと思っております◎



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この記事を書いた人

上原 宏幸(うえはら ひろゆき)
Salon:AIRYVEIL「エアリベール」

1988年生まれ。関西美容専門学校卒業。学生時代に数々コンテストに参加しヨーロッパ公費留学生に選抜。学内コンテストで受賞。20歳から神戸三宮のサロンから美容師人生がスタート。ステージヘアーショー、ヘアモデル撮影、ヘアメイクコンテスト受賞、カットコンテスト受賞。前サロンでは店長を務め、年間約1300人のお客様の髪・頭皮を担当していた。その経験を活かしお客様の本来の髪質を活かす「パーソナルデザイン」を提供している。

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